2014-01-09 (Thu) 22:18
 永啼鳥が、啼いている。夜を背負って、哭いている。
 流す涙が、海となり。いつか月を照らし出す。


ぽつり、また、ぽつりと、孤独な足音。
伝わらぬ歴史の間隙に追い遺られ。

私を知るものなど、何処にもいない。


やがて人は、うつろい、その座ばかりが。
変わらずにいたとて、それは永遠と呼ぶか。

死ぬことさえ出来ない、私を置いて。


胸の内に、尚。
留まり続けている思いは
「憎しみ」以外の名を以って
呼ぶことはないと。


―刻んだ。確かに深く。その傷痕に、滴る命。

紅く、おぞましくも。
それでも、何より、禍々しい。

永遠の意味を問いながら。歪な偽物に手を染めて。

今も、憎きかぐや姫!「永遠」に忘れはしない。


  永啼鳥が、泣いている。明けるに夜はまだ永く。


そっと、ただ、そっと。穢れないように。
その存在、宛ら、飾られた人形。

私を充たすものなど、何処にもいない。


命の価値を求めて、探したとしても。
それはずっと死の、先。永遠に届かぬ場所。

叶わぬなら、幾千もの夜は越えまい


響く鬨の声。願望と許容とを綯い交ぜに
命ずるべくは「永遠に、この身、殺め続けよ」と。


―刻んだ。何より深く。その傷痕に、燻る魂。

この身に受けた咎。その身同じくして、生きるがいい。

さぁ、おいで。と笑いかけよう。あの時のように真っ直ぐに。

鳥よ、穢れた紅子よ!
「永遠」に遊びましょうね。


―ああ、よくぞこの手に、帰ってきた。わが鳥よ!


永啼鳥が、啼いている。
死も生けよと、叫いている。


―ああ、よくもわが前に、あらわれた。憎きかぐや姫!


永啼鳥が、哭いている。
背負う夜のみが、尚、深く。


―刻んだ。誰より深く。
その咎深き、永遠の意味。

そんなに知りたいなら、
命の限りに殺してやる!

お前がただただ愛しくて。
愛したいほど愛しくて。

だけど、なぜか、愛しくて…私はまた、途方に、暮れる。


永遠を探して。

永遠に虜れた。

いつか、この夜の先に「永遠」があると願いながら。


永啼鳥が、啼いていた。
夜を背負って、哭いていた。

夜が明けた暁には。
「永遠」を見つけられれば…



永啼鳥
アルバム:薦
ボーカル:中恵光城
サークル:凋叶棕
原曲:
東方永夜抄 ~ Imperishable Night.
月まで届け、不死の煙
プレインエイジア
エクステンドアッシュ ~ 蓬莱人
竹取飛翔 ~ LunaticPrincess
原著:DELI-TRE 「永啼鳥」
| 凋叶棕 | COM(0) |
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