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2013-08-11 (Sun) 15:14
生きているならば、一度はきっと。
その命、危機に曝されもするだろう。
そう、生きるということは、気紛れなもので、
時に、全ては、意外なほど呆気無い。

生きているならば、その身をきっと。
餌食として狙うものも居るだろう。
そして、哀れながら、狙われたものは、
その力では、抗う術を持たない。

思えば、意味のない生涯。
永らえても、望みなどなくば。
これが、この身の定めと、唯々受け容れよう。

―これまで、と、覚悟の刹那。
視界に広がった光景は、

紅く、白く、妖しく、烈しく、そして、強靭く。


舞う、二色の蝶。


宛ら、
―忘我。
それが、幻の果てなる、徒花。

―萌芽。
匂い立つように、ひらりひらりと。

―散華。
留まる全ての花を散らすように。

―蓮花。
重なる姿に何を見たか。


空の昏さを閉じ込めた瞳で、
永遠を揮う姿は何より美しく。
咎色の花を、はたと、祓らす、

その名さえ知らぬ、二色蝶。


生きているならば、一度はきっと。
その命、捧げたくもなるだろう。
だが、生きるということは、冷たいもので、
時に、全ては、意外なほど素っ気無い。

あゝせめて一目、一目と。
求めた姿の在る所以は、
我々にはけして揮わぬ力の所作。

人の身で叶わぬのなら、
この身を堕とせばいいのだ、と。

再び、「あれ」と出逢うことが出来るのなら、


何をも厭わぬ。


ただただ、
―高雅。
其方は、幻に咲く、婀娜花。

―端雅。
この心のうちに、はらりはらりと。

―因果。
棄てた命に意味を与えたように。

―蓮花。
重なる姿に幻想を見たか。


美しければそれでいいのだと、
あの姿のままで、永久に在れよと焦がれつつ。
咎色の花を、はらと、舞わす、

その名さえ知らぬ、二色蝶。


花を散らすのは、
其方が、望むことなのか?

其方も、そして咲かせるのか。
散らすだけでは、飽き足らず。

ならば、もとより捨てた命、せめて、花を咲かせよう。


そうして、
―開花。
この身は、幻の果ての、徒花。

―散我。
オマエが、忌むべきこの姿なら。

―奉我。
想いを吼える物怪を祓うように。

―蓮花。
この身を焼くことを今、願う。


さぁ、今再び、永遠を手に!
その全てを以って、この身をただの幻想と帰せ。
咎色の花を、ざあと祓らせ、

その名さえ知らぬ、二色蝶。

終ぞ、その名さえ知らぬ、二色蝶。



二色蝶
アルバム:徒
ボーカル:中恵光城
サークル:凋叶棕
原曲:
秋霜玉
二色蓮花蝶 ~ Ancients
| 凋叶棕 | COM(0) |
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